適応障害
ストレス因子に反応して、そのストレス因子の始まりから3か月以内に感情面または行動面の症状が出現し、社会的機能(仕事、学校、家庭)に障害が出るものをいいます。
ストレスという原因が明確にあることが、診断上、重要となります。経済問題、仕事の問題、人間関係、健康の問題など、さまざまなことがストレスの原因になります。進学、就職、昇進、結婚、出産など、一般的には喜ばしい出来事がストレス因子になることもあります。
症状について
症状は、憂うつな気分、気分の落ち込み、不安感、情緒不安定、睡眠障害、頭痛、めまい、倦怠感など、人によってさまざまです。
治療について
症状が強い場合は薬物療法や休養を提案しますが、あくまでも対症療法となります。
お薬や休養によって体調が一定レベルまで回復したあとは、原因となったストレス因子にどう対応していくのか、向き合う作業が必要になります。