全般性不安障害
症状について
日常の多くの出来事(例えば、家庭、仕事、学業など)について、過度な不安や心配が一定期間以上(6か月以上)続く、病的な不安をいいます。不安の対象や内容はさまざまですが、現実状況にくらべると不釣り合いで過度に悲観的なのが特徴です。落ち着きのなさ、緊張、集中困難、過敏、睡眠障害、発汗、頻脈などを伴うことがあります。
不安が制御できずに続くため、日常生活にも影響を及ぼします。
経過について
発症年齢の中央値は30歳で、女性に多い病気です。経過は、慢性的・波動的(症状が良くなったり悪くなったりする)であると言われています。
治療について
薬物療法と精神療法を併用することが多いです。
薬物療法では、抗うつ薬であるSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)やベンゾジアゼピン系抗不安薬などを使用します。